わかりにくい?


GW真っ最中です。

とはいえ、外出自粛要請は継続中。

これまでの連休とは様子が違ってますね。

私は連休だろうが年末年始だろうが、特に休むこともなくやってきたので、例年どおりではあるのですが。



さて。

よく「専門家の説明はわかりにくい」と言われます。

最近では連日のようにテレビで何たらの専門家らしき人が解説をしてたりするようです。

私はあまりテレビを見ないのでテレビに出てる専門家さんがどういった説明をされているのかは、よく知りません。

ただ、専門家の説明がわかりにくいと言われるのは、しゃーないなと思っています。


まず解説の専門家じゃないし、喋りがうまくなくてもしゃーない。

そして、その分野の基本的な知識のない人に説明するのは、ものすごーく大変。

さらに、まともな専門家であるほど、不正確なことは言えないと思ってしまうから、簡潔に「こうだからこうなんですよ」なんて言えない。

この場合はこうだけど、こういう状況だとまた違って、別の要素が入るとまた違ってくるから一概には言えない。なんて感じに頭の中でぐるぐるしちゃうんですよね。

たとえば、私なんかだと「風邪に効くツボはどこ?」なんて訊かれますが、そこで簡潔に特効穴と言われてるツボをあげて「ここです」と言えばいいんだけど、

風邪の原因とか、その人の体質とか、生活習慣とか、そういうのを考え出すと

「特効穴と言われてるのはコレだけど、でもなぁ、逆気してるからいきなりだとなぁ……」などとなってしまうと、もう簡潔には言えない。

私レベルでもそうなんだから、本当に真っ当に研究とかしてる専門家だと、なかなか簡単には言えないと思うんだよね。

しかも、受け手(聞き手)の理解力がどの程度かもわからない。

びっくりするぐらい曲解する人っているんっすよ。

一対一で対面で説明するなら、そこら辺を見極めながら言い方を変えたり、あれこれ工夫もできるやろけど、テレビとかだとそれは不可能。

図を出そうがデータを出そうが数字を出そうが、それらを見れない読めない、意味がつかめない人も多々いるわけで。

でもって一部だけを取り上げられて、曲解されて、変な方向に話が変わったりして。



親子や家族でさえ、話が食い違うのが常ですよ?

文化や生活の背景画に通っていても、誤解が生じる場面はいっぱいあるわけで。


わかりやすい説明なんて、もともと不可能だと思うしかない。


体の不調だって、原因を探したがる人も多いのですが、

んなもん、一個の原因だけでおきるもんじゃない。

規格のある機械でさえ、ねじ1本だけが原因なんてことは少ない。そのねじ1本がいかれた原因、使い方、使われてる環境、そういうもんも関係してるかもしれん。

体の不調が「原因はコレです」になるわけないねん。


だからウチは、全身への施術を基本にしています。

肩だけとか、腰だけなどの部分施術もやることはありますが、基本は全身への施術です。

鍼 時々 お灸

今出鍼灸院は 大阪・京橋にある完全予約制の鍼灸院です。 商店街の中にあるけれど、看板もなく入り口もわかりにくいマンションの一室で、 ひっそりと(?)やっています。 気まぐれにブログ書いてます。 鍼灸や東洋医学のこと、健康ネタなどを書こうとしつつ ほぼ雑記です。

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