マスクを作りました。
施術中はサージカルマスクをつけますが、
手作りマスクが素敵に思えて、オフタイム用に作りました。
余り布とタイツを切ってゴムに使ったので、材料費ゼロ。
ネットで見つけた型紙を使いましたが、サイズもばっちり。
実は私は、ミシン仕事が大得意。
服飾専門学校に通っていたので、洋服をデザインして、パターン引いて、縫製してました。
アパレルデザイナーの道は、いろいろあって挫折しましたが、縫い物はずっと続けていました。
それも数年前には「もういいか」となって、
大量にあった布や材料、糸などほぼ処分しちゃいました。
手作り好きな人にはわかると思うのですが、店先で心惹かれる布に出会うと、買っちゃう。
作るものを決めてなくても買っちゃう。
裏地や糸も合わせて買っちゃう。
思い立った時にすぐ作り始められるように。
そういうことを繰り返し、作る方が追いつかなくなって、材料のストックが増えていく。
でも、それはそれで幸せな気分にだったりする。
仕事や生活が変わり、興味の対象が変わって、そこに老眼という大敵が現れたことで、私の縫い物熱は冷めました。
職業にはならなくても、「得意」と言えるまでになるには、それなりの時間とお金がかかります。
かけた分を回収できたかというと、目に見える形(収入とか)では回収できてません。
あの時間とお金を収入に結びつく何かにかけていたら、なんて思ったりは……
全然ないっ!!
たくさん読んだ漫画とか(ちょっと描いたりもしてた)、
たくさん読んだ小説とか(ちょっと書いたりもしてた)、
服作りとか、お絵描きとか、あれやこれや。
今の仕事とはまったく関係ないし、収入にもなってない。
それでも、それらは間違いなく私の成分になってて、見えない形で回収できてるはず。
なにかと「役に立つ」「稼げる」が事を始める基準になりがちな昨今だけど、そんな基準にとらわれずに、やりたかったらやったらええねん。
目先の勘定だけで物を見たら考えてたら、幅も深みもできへんから、変化に対応できん人になる。
マスクの話から、なんかえらそーな語りになってしもた。
あ、今出鍼灸院は、現在も開院しております。
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