「いつも元気」が健康とは限らない


今日から4月、新年度の始まりです。
進学や就職などで、環境が大きく変わる人も多い季節。
そして、気候の変化も激しく、
暖かくなってあちこちで花が咲いて、気持ちの良い季節でありながら
花粉やら黄砂やらの厄介なものが飛び回る季節でもあります。

ここ数日は、黄砂がけっこうきつくて、
アレルギー持ちでない私でも、眼や鼻や喉のイガイガを感じるほど。

この時期は、どうしても体調を崩しがちになります。

この体調を崩した状態、
これを「健康じゃない状態」とつい考えてしまいがちですが、

気候や環境などが変わっても体調になんの変化もない、
「いつも元気」ってのがとっても健康かというと
そういうわけでもない。

なんらかの変化があるほうが、自然です。

ウチは施術する時に脈診をします。
季節に応じた脈状というのがあり、春には春の脈状が現れるのが平。
季節に応じていない脈は、自然から外れているので気をつけて診ます。

仕事のことを尋ねたりするのも
(デスクワークなのか、接客業なのか、残業は、オフィス環境は、など)
脈を含め体に現れる変化の要因が環境にあることも多いからです。

季節の変わり目など気候変化の激しい時期でも
なーんの影響もなく元気やで、っていうのが一概に健康とは言えないわけです。

野口整体の考案者である野口晴哉さんも、
時々風邪をひくほうが体にいい、と言ってます。
(何かで読んだのですが、出典は忘れました)
風邪をひくことで体がリセットされると。

調子を崩すことが悪いんじゃなく、
それが長引く、いつまで経っても消えない、それがよろしくない。

たまに調子が悪い日があったって
寝付きが悪い夜があったって
起きられない朝があったって
ずーっとじゃなければ、あまり深く考えず
「自然ってそういうもん」ぐらいの受け止め方でいい。

ちょっと調子が悪いかなーと感じたら
鍼灸を受けてリセットを早める。
浮いたり沈んだり、揺らぎがあるのが自然なので
体調変化にあまり気を悩ませすぎないでくださいね。


もちろん、あまりにもひどかったら病院で検査してもらうのも大事です。
あまり知られてませんが、鍼灸師は基礎医学(現代医学)を学んでます。
これは病院に行くほうがいいという判断基準も学んでいます。
(あと、脈でもある程度わかる)
なので、状況によっては「病院行くほうがいいかも」と言うこともあります。


そんなわけで
気軽に鍼灸どうぞ、ってお話でした。


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鍼 時々 お灸

今出鍼灸院は 大阪・京橋にある完全予約制の鍼灸院です。 商店街の中にあるけれど、看板もなく入り口もわかりにくいマンションの一室で、 ひっそりと(?)やっています。 気まぐれにブログ書いてます。 鍼灸や東洋医学のこと、健康ネタなどを書こうとしつつ ほぼ雑記です。

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