imade

大阪・京橋で鍼灸院の院長やってます。
鍼灸のこと、健康のこと、その他諸々、日々思うことを書き散らかします。

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記事一覧(23)

心とつながる体

今出鍼灸院です。「心と体はつながっている」今では当たり前のように言われているこの言葉。科学的な裏付けも進んでいるし、ストレスが体に影響することを経験してる方も多いでしょう。心と体はつながっている。それをあらためて実感する機会がありました。「ありました」というか、現在進行形でもあるのですが......ここ数日、私はちょっとしたトラブルにみまわれております。とりあえず第一段階をクリアできたので、こうしてブログ書く気になれたんですが、心と体はつながっているを、とことん実感した数日でした。ふだん健康体であり、年の功で(?)トラブル対処をそれなりに心得ているにも関わらず、食欲不振、胃の不快感、腹痛、冷えてもないのに下痢、などなど。わかりやすい不調があったのでした。主に消化器系の不調。「思い煩うと脾胃を傷める」そのまんまです。今回の私のようなわかりやすいトラブルは、まだマシと言えます。些細な出来事、小さなストレスなどは、なかなか意識されにくく、大きくわかりやすい形で体に影響しないことも多い。小さな小さな不調が積み重なって、大きな不調になるまで自分でも気づけない。こういうパターンはきっと多いと思います。日頃から、自分の心や体が感じていることに目を向けるようにしたいですね。些細な違和感を「なかったこと」にしないで、見つめたいものです。さて。ここまで書いた後に、第一段階をクリアしたトラブルは、「あ〜腹たつ」という感情を連れてきました。ちょこっと落ち着いたことで、なんなん? ちょっと酷いんちゃうの?なんて感情が出てきたわけです。怒りがやってきました。でも。ここで感情に任せて怒り狂っちゃぁ、いかん。怒り狂うのは負のエネルギー使うし、なんの解決にもならない。ここは心を落ち着けて、怒りの分析です。なぜ怒ってるのか。何に対して怒ってるのか。しばし考えてみると、「この怒りは、半ば八つ当たり」と気づきました。相手に対して「酷いんちゃう?」と思う部分はあるけど、それはなにも昨日今日始まったことじゃない。前々からあったもので、それがトラブルをきっかけに私が認識しただけ。これまでは、まぁいいかと見過ごしやり過ごせてた部分なんですね。これまでどうってことないと思えてたのに、今頃になって怒り出すのは、なんか違う。怒る対象としてわざわざ私が自分でピックアップしてるんだ。トラブルがらみのイライラや不調、その鬱憤晴らしがしたくて、わざわざ怒りの種を拾い上げて(それまで捨て置いてたのに)、腹たつわ〜ってやってるだけ。八つ当たりです。不毛です。こんな風に怒りの分析をすると、気持ちは落ち着く。落ち着くんだよ。けどっ。「腹たつわ〜」と言いたい。毒吐きたい。愚痴りたい。こんな時に必要なのは、適当に共感してくれつつも聞き流してくれる友、です 。正論で諭されたくないです。共感が過ぎて怒りを再燃させられるのも困ります。適当、がいい。とりあえずワーっと喋ってすっきりしたいだけ。だから適当がいい。この「適当」って、きっと私ら鍼灸師が身につけるべきスキルなんだよね。話すだけでスッキリするって、割とあること。話していても相手がまるで共感していないのが見えると、話せなくなる。かといって共感が過ぎると、スッキリするどころか逆にますます腹が立ってきて収まらない。ヒートアップした感情をクールダウンさせるような聞き方をするには、「適当」重要。患者さんにうまく話させることで、ちょっとでもスッキリしてもらいたいし、話の中から不調がおきた背景を見つけるのも、治療の一部。「適当」に聞いて「適切」に施術。鍼灸師の仕事って、単に鍼やお灸をするだけじゃないんですよね。そこが面白くて楽しくて難しくて、学びの終わりがなくて、ほんま、楽しい。今日は自分の状態からアレコレ思ったことを綴ってみた。かなりグダグダです。こうやって自分の体調の変化や感情の変化から、アレコレ考えられるのも、東洋医学を学んだおかげ。東洋医学の考え方って、日常に活かせることが多い。ここら辺を、楽しく伝えたいなぁ。

師匠のこと 鍼1本が道をひらく

こんばんは。今出です。師匠との出会いによって、鍼灸師としての将来像が見え始めた私。私と同じように、いや、私以上に師匠に魅せられた先輩方がいます。みな、師匠の鍼に感銘を受け、ついていくと決めたわけですが、中でもダントツに師匠に魅せられたのは、師匠亡き後、遺志を継いで私たちを指導してくださっているI先生です。I先生は母校の1期生。詳しい経緯は知りませんが、社会人を経てからの入学組です。先生には持病がありました。全身のけいれん発作が起こり、ひどい時には救急搬送されることもあったそうです。鍼灸の専門学校在学時にも、何度か救急搬送されたらしい。鍼灸専門学校ですから、学校には鍼灸師の先生が多くいます。でも、けいれんが起こっても誰もそれを治すことができなかったそうです。特効穴などを使って鍼をされても、まったく効かない。そんなことが何度かあって、I先生は「鍼灸なんてあかんな」と思い始めた。鍼灸師になるのをやめて、医学部に入り直そうと考えていたそうです。そんな矢先に、またけいれん発作が。「どうせ効かない」と思いながらI先生は師匠の鍼を受けることになりました。師匠はけいれんするI先生を見ても「ああ、けいれん出たんか」と、のほほんとした調子です。I先生ははなから「治るわけない、効くわけない」と思っています。師匠は「ほな、足出して」いつも通りの口調で言い、I先生に足を出させると鍼を1本、打ちました。そのたった1本で、I先生の全身からすーーーっとこわばりが抜け、けいれんが治まった。I先生、なにが起こったかわかりません。それまで何人もの先生がやってもダメだったのに、たった1本の鍼で治まるんですよ?なに? え? なに? そうなってしまうのは想像に難くない。なに?え? となってるI先生をよそに、「治まったな。本治しとこか」なんでもないことのように師匠は全身を整える治療をしていきます。そして、まもなく完治。I先生は師匠に心酔し、鞄持ちなどをしながらがっつりどっぷり、師匠の技だけでなく生き方、姿勢、なにもかもを学び取ろうと着いていくこととなるのでした。師匠の鍼1本がなければ、I先生は鍼灸師になっていなかったかもしれない。現在、I先生は師匠の心技を私たちに伝えてくれる存在になっているので、I先生が鍼灸師になっていなければ、私たち後輩は師匠の素晴らしさに触れられないままだったかもしれない。触れられなかったら、私は鍼灸師としての将来を描けなかったままかもしれない。そう思うと、たった1本の鍼が後輩たちの道を開くきっかけとなったのです。ちなみにその1本とは、『陽陵泉』への1本。膝下、足の外側にあるツボです。『筋会(きんえ)』といって、筋の病一切を主るとされています。けいれんは筋の病の一種。なので、筋会が効くというのは理屈としてとっても納得できます。でもね、でもね。私らが打っても、そこまで効かんわ~確実な取穴、確実な刺鍼があってこそ効くもの。ミクロの差の世界。ツボは効くものではなく、効かせるもの。そんな言葉もあります。師匠は他にも、食あたりを築賓1本で治したり、上がらない腕を外関1本で上がるようにしたりと、ミラクルとしか思えないようなことを普通に、ちょいちょいとやるような感じでされていました。あまりにも自然体で、気負いもなくやるものだから、傍目には簡単にできそうに見えます。けど、同じようにやってみても同じ結果は得られません。腕の差、経験の差、人間性の差。どうしようもない差があるわけです。それでも、鍼1本でミラクルな結果が出せることを見てきたから、日々精進すればたどり着けると思えます。鍼灸の可能性を信じられます。開いてもらった道が荒れてしまわぬよう、途絶えてしまわぬように私は毎日鍼を打つのでした。

師匠のこと 出会い編

こんばんは。今出です。ときどき、なぜ鍼灸師になったの? と訊かれることがあります。あれこれの社会経験を経て、中年になってから鍼灸師を目指した私なので、なにか志があってのことと思われているようです。正直に言うと、志なんてま~ったくありませんでした。鍼灸師になろうかなと思った当時、私はシングルマザーでした。昼夜、パートの掛け持ちなどして暮らしておりました。養育費や実家の援助などありませんでしたが、なんとか暮らせてました。が、ふと思いました。「50歳過ぎたらパート先もなくなりそうやなぁ」雇用にはどうしたって年齢の制限がついてきます。法的な縛りはなくても、実質、年齢制限ありみたいな感じで。先々どうしようかなと思い始めた頃に、電車内の広告が目に入りました。『学生募集!』専門学校の広告です。「ほ~ 鍼灸師になれる専門学校があるんや」鍼灸師になるという選択肢は、それまでの私には欠片もありませんでした。というか、鍼灸師の存在自体を失念しておりました。そのぐらい私には遠い職業だったのです。なのに、ふと目にした広告から「鍼灸師になろうっかな~」ほぼ気分で決めて、専門学校選びも住まいと職場の間にある学校、という条件だけで選びました。だって通学定期が使えるんだもん。もしその時、じっくりと学校選びをしていたら違う学校に通っていたと思います。(母校には申し訳ないが、今、人にすすめるなら他校をすすめます)けれど、縁とは不思議なもの。なにげに選んだ学校で、鍼灸の師匠と出会えたのですから。

レターポットで鍼灸初体験、いかがですか?

こんにちは。大阪・京橋の今出鍼灸院です。先日のブログで書いたレターポット。そのレターポットで、鍼灸初体験をしてみませんか?という企画を今日の昼間に思いつきました。レターポットを仕事に使うつもりはなかったんです。応援レター、感謝レターを贈る専門でいいかな、ぐらいの感覚だったんですが。鍼灸に興味はあるけど敷居が高いぞ、と思ってらっしゃる方でもレターポットで施術が受けられるなら試してみる気になるかも?そう思いまして。あと、レターポットが広まる手助けになればいいなと。で、レターポットで鍼灸初体験を、まずは 2018年2月 の期間限定企画としてやってみようと思います。レターポットで施術を受けられる条件はふたつ。① レターポットに登録していること(あたりまえ)② 今まで鍼灸の施術を受けたことがない人このふたつをクリアしていればOKです。とはいえ、いつでもなんでもOKというわけにはいきません。狭量ですみませんが時間枠はウチの設定で。1日にひとりだけ。施術内容は全身治療のみ。でお願いします。ちなみにウチの施術内容は、全身治療・お顔の鍼・このふたつのセットという3種類しかありません。たま~に局所(肩だけとか腰だけ)の鍼もしますが、ウチの基本は【経絡治療】という全身を整える鍼灸です。「じゃぁ顔の鍼がいい」と思う人もいるでしょうが、私は体、それも全身を整える鍼灸で良さを実感してもらいたい!そういう自分勝手な想いを持っております。痛みもコリだけじゃなく、疲れも不眠も内臓の調子もアレルギーも冷えやむくみ、その他ワケのわからん不調も、鍼灸の力発揮部門です。そういう面を知ってもらいたいから、全身治療にこだわります。もちろん「顔の鍼もやって」と言われたらやります。追加料金は現金でお願いしますけど。(2000円です)時間枠に関しては、ウチの手空きな時間を使わせてください。以下になります ↓↓↓